2006/12/19

[OBプロダクション]映画【幸手 幸せ物語】DLPでラッシュ試写












 12月17日
(日)、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ4Fの映像ホールを使用し、クライアントである幸手市商工会(TMO幸手)の関係者をお招きし、ラッシュ上映を行ないました。商工団体・自治体・大学の3者による連携事業として埼玉県の協力を得て、卒業生中心にと在校生の協力の元、2月末公開予定現在、編集・MAに作業が進んでいます。OBプロダクション作品としては、早稲田川口校友による初の外部依頼のハイビジョンによる制作で、仕事・学業の合間を縫って制作に駆けつけてくれたOBたちに感謝いたします。11月初旬に行なった本庄リサーチパークにてプレゼンテーションでも地域映画を熱望する商工会関係者からの問い合わせもあり、期待されている作品です。
 画【幸手 幸せ物語】は、ドキュメンタリー、ドラマ化することによって、その当時の今を切り取り、地域の移り変わりを市内外の皆さんに楽しんでもらえる作品を目指しております。原作に登場するキャラクターをアニメで導入し、主演の椎名法子さんを迎えラブストーリーが展開するというもので、やさしくさわやかな作品となっています。
上映は、地元の幸手、埼玉県南部の川口のSKIPシティ、早稲田界隈などで予定しております。是非ともごらんいただければと思っております。


詳しくは、TMO幸手およびTMO幸手ブログをご覧ください。
 
<写真提供>TMO幸手 <文> 客員講師(専任) 角井 英司

[授業探訪]60年代のフィルムアート<メデォアアート2>

12月11日と18日の2日間にわたり、1年次授業のメディアアート1・2を担当いただいている水由 章先生(みずよし あきら/映像作家・ミストラルジャパン代表)が、アメリカの実験映画・構造映画の上映のために16mm映写機を持ち込んでいただき60年代の映像を学生のために上映した。早稲田川口の制作環境は、オールデジタルのためフィルム映像を教室で視聴することは、大変珍しいことになってしまっている。年代を経た作品を鑑賞するに当たり、その作成当時の作家の制作意図を理解するためにメディア自体の様式や形式を再現する必要を考慮し、自ら16mm映写機を持ち込んでくれた。水由先生の作品への愛情と学生への思いやりに感謝します。

<写真・文> 客員講師(専任) 角井 英司

2006/12/06

<卒制の現場から>ばんえい競馬制作エピソード

ばんえい競馬に初めてであったのは高校2年のとき。なんとも遅い競馬。立ち止まる競馬に面白さを感じ、4歳年下の弟にも見せました。当時、それを見た弟もスリリングな駆け引きに興味を持ち、笑ってみてました。
それ以前の小学4年の秋。毎週日曜日に塾から帰り、テレビをつけるとやっている中継番組にはまりました。初めて競馬を見た体験です。それ以来、雑誌・新聞・トレーディングカード・人形・漫画・レースの映像収集等をし、ギャンブルではなくスポーツとして競馬をとらえるようになりました。

 早稲田川口に入学した時の面接も面接官の黒田先生・角井先生に競馬好きだと言うことを伝え、いつか競馬の映像を作ってみたいという主張をしたのを覚えています。

 2年次修了作品でカメラを3台持って名古屋へのロケ、個人での制作を行ったのは今までグループ制作をしてきた自分がどこまでできるのかを試したかったため。
そこで自分の持つ力、弱点が浮き彫りになり卒業制作につなげようと思いました。

実際、競馬のネタを卒業制作にしようと思っていたのは2年の冬。最初は冗談でした。
しかし、ディープインパクトという馬が現れ、ギャンブルの枠を越えて世間が盛り上がりはじめ、本当に競馬ネタをやるなら今だと感じました。
最初はサラブレッドをやりたかったのですが、ゼミのプレゼンで首をかしげられ、思い出したのがばんえい競馬です。

北海道のみで行われているため短期で、しかも、撮影に失敗したら金銭的にも取り直しが効かないリスクを負ったものになると感じました。準備は慎重に。撮影開始も他のゼミ仲間よりも遅れました。

準備段階において周囲に手伝い要請をしたところ、まず同意してくれたのが2年の稲元雅俊君と新井上君です。

第二文学部の授業に参加し、予備校時代からの友人で早稲田の映画サークルに所属する菅根嘉己君(早大・二文2年)にも事情を話、スケジュールの空いている期間、参加してくれることになりました。

出発前に苦労したのは北海道までの行程。お盆前で、一番安く行ける大洗ー苫小牧間の車を運べるフェリーがとれませんでした。

<1日目>
カメラ三台を含む撮影機材、生活道具を積んで自力で走っていくことになり、津軽海峡のみフェリーで渡りました。

菅根君(と共に、疲れから来るイライラで時々喧嘩をしながらひたすら北上の26時間。事故だけは気をつけました。



<2日目>
岩見沢に到着してからは卒業生の千葉謙太郎さんのお父さんにお世話になりました。駅近くの2LDKの部屋を3週間3万で特別にお借りし、アジトにしました。回りは繁華街だったので食事には苦労しませんでした。

苦しかったのは暑さ。あまり風通しのよくない部屋でした。

<3日目>
競馬場に行き、取材開始。組合の広報の方に撮影上の注意を受け、午後は、ばんえい競馬のPRイベントで札幌近くのショッピングモールに行きました。夜は歓迎の意味を込めて串焼き屋さんに連れていってくれました。

<4日目>
早朝5時から調教の見学&撮影とお世話になる『ミサイルテンリュウ』の槻舘調教師への挨拶。

初めてレースを見学し、撮影の練習を重ねました。
また、インターネットテレビGyao BANBA王の制作スタッフにも挨拶。競馬場内に設けられたスタジオにいつでも顔出していいという東京では考えられない環境に驚き・喜びました。

<5日目>
1日中。撮影の練習。突然、BANBA王)に出てくれと言われ、大はしゃぎしました。少し、緊張しましたが、おしゃべり全開で10分間のゲスト出演を終えました。

<6日目>
菅根君が夕方の船で東京に戻る日でした。『ミサイルテンリュウ』が実際にコースを使った練習レースに出るというのでその撮影。残念ながらうまく撮る事ができませんでした。

<休日の過ごし方>
休日は撮った映像のチェック。
出来事にそった構成を考える。
掃除・洗濯
牧場訪問


<本番まであと3日>
1人で競馬の撮影を行う。夕方、稲本君と新井君が苫小牧に到着し、迎えにいく。


<本番まであと2日>
朝4時から調教の撮影。『ミサイルテンリュウ』の調教の撮影を行う。レースはないので昼まで仮眠し、午後からは電車で札幌へ観光。

岩見沢入りしてから連絡をとれた早大理工学部の高橋諒君と合流。夜は居酒屋でご飯を食べる。

高橋君とは高橋恭子先生の紹介で出会いました。卒業制作に費やす人数をふやした方がいいということから先生が興味のある人に声をかけてくださいました。
高橋君は自身も少し競馬に興味があり、話もスムーズに進みました。

<本番前日>
『ミサイルテンリュウ』の最終追い切り。昼間は競馬場での撮影。タイムスケジュールに合わせてリハーサルを重ね、撮影アングルの確認など行いました。

<本番当日>
11時に競馬場入り。
毎レース一人ずつ僕がついて撮影の確認を行う。
本番直前、スタッフは全員手に汗をかいていました。同時に無事先頭でゴールしてほしいという気持ちがありました。

本番では、『ミサイルテンリュウ』がなかなか坂を越えてこないことに動揺し、敗れ去った後ま全員緊張から解き放たれたように放心状態でした。

<レース翌日>
早朝に高橋君は帰京
夕方には稲元・新井が帰京し、再び一人になりました。
最後の一週間は再び牧場巡り、レース映像のチェックなどをしました。

滞在中、最後の開催日は足りないインサート映像の撮影をしました。
帰京の2日前には調教師の槻舘先生が自宅に招待して下さいました。庭でバーベキューし、地元の人のジンギスカンの食べ方を教わりました。

翌日、夜の船に乗る為に苫小牧へ。船酔い気味で帰京しました。

<その後>
東京に帰ってからしばらくしてから編集。槻舘先生の奥さんとはちょくちょく連絡をとり、『ミサイルテンリュウ』の情報・ばんえい競馬の状況報告を受けてます。

それよりも僕の作品を楽しみにしてくれています。
毎週、講評と編集を繰り返し。
9月下旬には北海道新聞の取材を受けました。

そして11月下旬に「ばんえい廃止」の一報が入ってきました。
3月31日までにお世話になった市営競馬組合は解散するためそれより前にレースは打ち切りになるかもしれません。

現段階ではナレーション・音楽も入りました。(12月6日段階)あとは微調整です。
早く作品を北海道に送り、少しでも多くの人に存続アピールに参加しなければならないと感じています。

と、同時にもう一度北海道に行く事も検討中。ところが、夏休みと同じ様な旅費・滞在費も準備できていません。

気候条件も正反対であることから問題は山積みです。再び撮影取材が実現すれば、社会的にもひとまわり大きな作品になるのではないかと考えています。

<写真提供・文>島野貴之 (映像情報科3年生)

2006/12/04

[映像芸術表現ゼミ]Broadway Media Centreでメディアアートフェスティバルにて3年2作品が上映。

映像情報科3年生の大江君、大槻君、工藤君の3人のインタビュー
が、ビデオサロン誌の若手映像制作者紹介するコーナー「タダイマ制作中!」に掲載されました。現在SKIPシティの未来映像ゾーンで開催中の「メディア・エクスプローラー」展にて紹介されている3人の参加するメディアアート作品を中心に、デジタル技術のおける映像表現の可能性や「カタチにとらわれず何でもやっていきたい」という意気込みを語ってくれてます。
また前期ゼミで制作された大江君の映像作品「Document public relation(s)」と大槻君のモーショングラフィック作品「Origin」がイギリスはノッティンガムで11月23日に催されたメディアアートのフェスティバルにて上映されました。
同フェスティバルはトランポリンというニューメディアのためのプラットフォームの主宰イベントで、ノッティンガムのBroadway Media Centreで開催されました。今回は都市とメディアに関する、ゲーム作品、映像作品、WEBプロジェクトなど様々なメディアアート作品が集められました。

トランポリンのWEBサイト
http://www.trampoline.org.uk/

<文>瀧健太郎(客員講師)

[報告]12/3『若手作家アニメ展』満員御礼!

 12月3日(日)午後2時よりSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザHDスタジオにおいて
若手アニメ作家を招いてトークライブ・上映・展示が行われました。
聞き手の黒田昌郎教授(主な監督作品に『フランダースの犬』、『不思議な島のフローネ』など。)と第一期卒業生海老澤和夫くん(2006年 東京アニメアワードグランプリ『ふくをきたカラス』)の師弟対談から始まり、遠藤雪代さん(主な作品:「びんひろい」)、ホッチカズヒロさん(主な作品:NHKみんなのうた「空へ」)、保谷瑠美子さん(主な作品:PV作品「Greensleeves」)の有望4名のアニメ作家が制作秘話を公開、それぞれの制作のスタンスやこれからの活動の一端を疲労してくれました。
事前申し込み制で80名の定員でしたが、会場は、全席が埋まり、大変な盛況振りでした。今回上映の作品は、SKIPシティの映像公開ライブラリー公開しています。
 また、早稲田川口の映像ジャーナリズムゼミ2年の学生により、番組として収録を行いましたので、トークライブの様子と追加インタビューや取材を重ね「アニメーションの現在・過去・未来(仮)」としてインターネット上で、PodCastingとストリーミングにて近日公開を予定しております。改めて番組は告知させていただきます。<写真・文>客員講師(専任) 角井英司

2006/12/03

[報告]メディアエクスプローラー・エクステンションちびっ子に大好評!









12月2日(土)、埼玉県川口市にある県内有数のショッピングモール「DiamondCity Carat」(ダイヤモンドシティ・キャラ)1FのStarBucks前にあるエスカレーターホールの吹き抜けで早稲田川口の学生作品を一日上映しました。SKIPシティともっとも近い大型ショッピングモールにて初めてのPR活動です。SKIPシティの楽しさを親子連れの方々に見つけてもらいたいと思ってSKIPシティとの協同でダイヤモンドシティ・キャラに協力を得て行いました。








卒制作品では、「ふくをきたカラス」(海老沢和夫くん)や「湯あたり上手」(工藤陽輔くん)、「た子と暗げ」(市川実季さん)、「CRAYON」(阿部圭造 青柳真澄 千「ゆにばーさるしりあるばす」葉謙太郎)「RUNAWAY」(和田勝裕くん)、そして、在校生から(佐藤優さん・3年)「ZOIL」(北川めぐみさん・3年)の作品を子供たちに関心を得られそうな作品をセレクション。子供たちは、アニメーションを楽しく鑑賞してくれました。また、スターバックスのテーブル席の前ということもあり、お子さんを連れたご両親や若者も上映を楽しんでくれました。
 ドキュメンタリー作品は、川口映像コンテストの地元作品を中心に、本年一年生の制作したヒューマンドキュメンタリー3本を上映しました。ドキュメンタリーに関心をしめてしてくださる方々は、おおむね40歳以上の地元育ちの方々であったと思います。
 時折、館内放送で「メディアエクスプローラー・エクステンション」のご案内を頂き学生作品と校名を記した看板に目にしていただき。感覚的には、500人ぐらいの方々が、初めて「早稲田大学川口芸術学校」の校名を目にしたのでないかと思います。彩の国ビジュアルプラザ大山副館長と私ども教員・TAの4名で当日対応に当たりましたが、とても有意義で楽しく上映が行えたこと感謝しております。これからも、ダイヤモンドシティ・キャラなどのショッピングモールや市の関連施設、地元の病院や調剤薬局・銀行・信用金庫・日帰り温泉などの10分程度の待ち時間がある場所や幼稚園・保育園に呼びかけて、定常的な上映環境や視聴環境を確保していきたいと思います。コンテンツ貸し出しそこから始まる地域との連携を求めて活動していきたい思います。上映する場所など心当たりありましたら、ご連絡ください。

<写真・文>客員講師(専任) 角井 英司